徳島とデザインと

7月に入り、2つのデザイン展に行ってきました。


ひとつは大阪で開催されたJAGDA(日本最大のデザイン団体)の新人賞展。

もうひとつは四国・高知県で開催されたTCG AWARD 2012


大阪展:写真は大阪のコージィさんから頂きました。


2つのデザイン展から総じて感じたこと

人と出会う、会話する、作品を直に観る、触れる、感じる、考える。

本やネットという二次元で見ているものと実際に足を運んで

観たもの、感じたものとは天と地ほどの違いがある、ということ。


もちろんその土地の風土、文化、生活に触れて

感性を磨くということもまた違った意味で大切なことですが

アイデアが昇華されて表現に変わるプロセスを学べる場

に足を運ぶことは表現者ならとても大切なことだと思うのです。


紙を扱うならば紙を知るために見本市に足を運ぶ。

紙サンプルでジャッジすることと、実際にその紙を使って

表現されたものを観るのとでは着地点も異なるものになるはずです。

自分でやってみることも必要ですが費用と時間には制限があります。

お仕事の場合であればクライアントさんからの大事な予算を

預かっているわけですから、実験の場というわけにもいきません。

こうした展示イベントはそんな様々なヒントを見つけ出すことが出来るのです。


とにかく、自らで時間をつくり足を運んで学ぼうとしなければ

自分の周囲を見渡して得られるものなんてたかが知れている、と僕は思っています。



さらに言えばコンピューターを使えば誰もがデザイン出来る時代です。

小器用で手の込んだデザインはたくさんあるけれど都会の金太郎飴的なデザインであったり、

そこに本当に必要なデザインや新しい価値を生み出すようなデザインは少ない。

地方なら地方らしいデザインを、とは今回審査員として来られていた

大貫さんや岩崎さん、濱田さん、岡さんも皆同じようにおっしゃっていました。

とにかくよだれが出るくらいの素材の宝庫なんだそうですよ、地方は!



感じるところ、徳島においてもデザインが広く、深く、

企業や店舗や商品や企画に関わっている事例はとても少ない。

逆に考えれば、だからこそまだまだ可能性がある、

デザインでそれらをより良く変えられるチャンスがあるのだと思うのです。


ちなみに今回、高知へは徳島から僕の他にデザイナーさんがもう一人。

少ない時間の中でしたが、同じ四国でありながらこれだけのレベルでデザインが

広く浸透していることにショックを受けると同時に、危機感を覚えてくれたようです。

こうした高い意識を持ったクリエイターさんがもっと増えることを願っています。




大阪も高知も愛媛も香川も。(次は岡山も広島も行ってみたい!)

行けば皆、とても温かく迎えてくれる。

また行ってみたいと思うし、行くたびにその場所や人が好きになっていきます。


これが、自分が感じた時と同じように徳島にも足を運んでくれて

この場所を、人を、好きになってくれたらやっぱり嬉しいな、と思うわけです。


徳島に少しでも質の高いデザインを浸透させて興味を持ってもらえるように・・・
そうやって、おもしろそうなヤツがいろいろやってるようだから
一度徳島へも行ってみようか!ってなってもらえれば最高ですね!V^−°



最後に・・・憧れの大貫卓也さんを前にテンションのあがる徳島ADの図*^▽^*

こんな風に最前線で活躍されている方にお話を伺えるのもこうしたイベントの醍醐味ですね!





変わらないこと。

旅を感じる雑貨店 『レテンカ』さんが移転オープンされました!


昨日オープン前にお邪魔したお店は

本当に素敵な空間へと生まれ変わっていました!




そういえば4年前のちょうど今頃最初のお店がオープンしたんでしたね。


ほぼ日刊 デザインな現場 【旅を感じる雑貨店

…レテンカのロゴはこうやって生まれたんですよ!


『レテンカ』さんとのお付き合いは

ロゴやグラフィックツールのお仕事がきっかけではあるのですが、

実は小学校の同級生だったというサプライズ付きではじまりました


ホームページをみてご連絡を頂いたことがきっかけで

今でも本当に良いお付き合いをさせていただいてます。



ちなみに1階には昨年末にオープンしたばかりの『東雲』さん。

こちらの『東雲』さんのロゴやツールもアドファーレンで手掛けたもの。


で、さらには『東雲』のオーナーさんとも実は高校の同級生だったり!


不思議な縁で繋がっているなあとつくづく。


そしてこのご縁を本当に大切にしていかなければ、そう思うのです。




いつもお仕事をする時には、こうお話をさせていただきます。

10年後、20年後もこうやって楽しく会話をしながら美味しい食事をしたいですね」と。



永く、変わらないお付き合いをする。



この変わらないためには、実はお互いが変わっていくことが大事だと思っています。


例えば僕が、10年後も今と同じパフォーマンスを続けていたとしたら

それは今よりも進化を遂げた相手からは、きっと魅力的には映らないでしょう。


もちろん人としての信頼や信用は変わるものではないのかもしれませんが

出会った頃以上に魅力的なアウトプットが出来ていなければ、きっとまた

この人と向き合いたい、そう思うことはないのではないでしょうか。


仕事に誇りと責任、そして向上心と探究心を持って対峙し続けたとき、

アウトプットされた物質は魂を持ち、魅力的に輝くのだと思います。



と…やっぱりアツイ(アツクルシイ w)ブログは僕の真骨頂です (*≧∇≦)p




今年の漢字


さて、今年のはじめに書いたブログ。
AD NOTES 2011.01.04


自身の「今年の漢字」予想いや、目標!


一年を振り返ってみてやはり今年は
コレにつきるのではないかと思っています。


『動』




まず『移動』。

10年来過ごした沖浜の事務所から南昭和町の事務所へのお引っ越し。

(先月ようやく契約が完了し、ただいま引っ越しの真っ最中


オフィスの移転に伴い、長く使う道具は

ロングライフや本物を意識したものに。
これは消費されるだけの多くのデザインへのアンチテーゼであり、

環境そのものも自らが表現するものの象徴であるという考え方から。

この部分は独立当初との大きな違いでもあり成長の証でもあり。


オリジナルで制作した家具などは

現実と理想とのギャップに苦しみながらも

妥協するということではなく、今ある資源の中で

どうバランスをとるかといったことも勉強もさせてもらいました。

そこには素晴らしい人たちとの出会いがあって、

たくさんの人を巻き込んで動くという意味では
『連動 という文字にも繋がっているかもしれません。



それから今年は『行動』した範囲もおそらくは過去最高になるのでは。

東京、千葉、大阪、兵庫、岡山、広島、香川、高知、愛媛・・・

仕事もあればプライベートもあり、でしたが

様々な土地を訪れて、吸収出来たものは本当に数多くありました。



『始動』といえば、新たにはじめたグラフィックの活動。

JAGDAへの入会。ポスター展への参加。アワードやコンペへの参加。

そういえばFacebookTwitterをはじめたのも今年からでした



『運動』もありましたよ。

記憶にも新しい、フルマラソンの完走。

先日、友人からこんなメールをもらいました。

えっ、オオヒガシコージくんが「マラソン」って!?

たしかずっと昔の君のブログでマラソンイベントを取り上げていた際、

自分ではとてもそこまではやれないな的なコメントをしていたのが

印象に残ってるんやけど、何だか大転換やね。

実体験を通して、人は変われるものだなあ、と改めて。



『起動』という文字で言えば、県内の印刷所と連携をとりながら、

プリントとグラフィックの関係性を実験するための場として

とあるプロジェクトを起ち上げたり。もちろんただ実験をするだけではなく

目標を定め、しっかりとお仕事にも直結する仕組みを思考しながら。



今年、自分自身がこういう年にしたい。

そう 漢字を意識しながら行動した結果、得られたものは大きかったし

逆にやり残したことが見えたということもひとつ収穫でした。


行動の指針として掲げる漢字。

個人的にはなかなか効果的であったと思います!


皆さんも来年は、振り返って今年の漢字を選ぶのではなく

目標として今年の漢字を掲げてみてはいかがでしょうか?




コミュニケーションの話

行ってきました。真也くんの絵画展。

と、その前に・・・まずは少しだけ真也くんのご紹介を。


真也くんは徳島の支援学校のに通う高等部3年生の男の子。

自閉症と注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状があり、

幼い頃から言葉の代わりに絵を描くことで気持ちを表現してきました。

小学3年の頃から、ビルなどの建造物が大好きになり

小学6年生の時、新宿の三井ビルを実際に見てから

高層ビルの絵を本格的に描き始めました。(真也ママのブログ参照




真也くんは普通の人と比べると少しだけコミュニケーションをとるのが苦手です。

だけどそれは言葉を交わすコミュニケーションが得意ではないというだけで。

人は誰でも何らかの手段を使ってコミュニケーションをとっています。

言葉を喋ることが出来ない赤ちゃんが「おむつを替えて〜」、

「お腹がすいた〜」って泣く行為もそんなコミュニケーションのひとつ。

それは音楽であったり、文章であったり、写真であったり。


そして真也くんは、大好きな絵を使ってコミュニケーションをとるのです。


見たビルを詳細に記憶していて、何も見ずに描くことが出来るんですよ。

それもとても緻密に…ホントすごい! 何よりその絵はやさしさに溢れていて、

堅いコンクリートや冷たいガラスで出来た無機質な物体のはずのビルも

真也くんが描く線はとてもやわらかく、表情豊かに変わるのです。



こちらは会場で販売もしているオリジナルの絵画展記念Tシャツ。


うん、カッコいい!普通にお店で売ってそうだしー(*'ー'*)/ 




・・・結局、会話って話し手がいれば、当然のことながら半分は聞き手なわけです。

会話がうまく噛み合うことも、コミュニケーションがスムーズであることも

受け取る側が少し耳を、心を傾けるだけで驚くほど深く、長く繋がれたりするものです。

デザインもそうした心の会話から生み出されるものでなければいけないし、

そうすることで、どうすれば伝えられるかも必然的に見えてくるものだと思っています。



話が少し逸れてしまいました…(;^ω^) 


そんな真也くんの絵画展は
川内町にあるギャラリーGANGOさんで今月30日(日)まで開催中。

お時間ある方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。





グラフィックデザイナー


徳島県美術家協会とJAGDA徳島からのお誘いで、グラフィックデザイナーならご存知!

ため息が出るような美しいグラフィックデザインの数々を世に送り出している

佐藤晃一さんと一緒にお食事をする機会を頂きました。

(また佐藤さんの名刺が、、、繊細なのに凛とした力強さも感じるというふぅ〜 笑)


その柔らかな語り口調と時折(いや結構言ってたぞ 笑)織り交ぜるダジャレ

で周囲はすぐに和やかで楽しい雰囲気に。

佐藤さんがデザインと関わるきっかけになったというエピソードや

制作の裏話(コレおもしろかった!)等々なかなか聞く事の出来ない

貴重なお話を聞く事ができ、JAGDA入会早々とてもステキな経験をさせて頂きました!


佐藤さんもおっしゃっていました。JAGDAに入会したからといって

何もしなければ何も変わらない。積極的に活動に参加する、メンバーと関わっていくこと。

単に会費を払って所属しているだけではもったいないですからね、と。

まさに前回のブログで宣言していたことをおっしゃっていたわけで、

今日も本当に思い切って会食に参加してヨカッタなあと思いました。


ちなみに僕と佐藤さんの出会いは百貨店でデザイナーをしていた十数年前に遡ります。

当然、出会いといってもADCJAGDAなどの年鑑を通して作品と、という意味ですが

当時は僕も精力的にポスターを制作しては県内の美術展に出展をしていましたので

佐藤さんの作品はよく目にしていましたし、少なからず影響も受けていました。


当時、上司からは小さな紙面に文字やプライスを並べるばかりじゃなくて

大きなキャンパスを使って自由に絵を描いて感性を高めなさい、とよく言われていました。

通常業務もままならないまま、半強制的に出していた公募展でしたが、

いつしか入賞を目指すという自分自身の目標に切り替わっていました。

出すことで見方が変わるというか、一歩踏み込んで作品を捉えられるようになるというか。


よく参加することに意義があると言われますが、真意は参加するまでの経緯よりも

参加した後の自身の変化に対する重要さを唱った言葉なのではないかと思うのです。


とにかく、周囲と自分の作品とを比較しながら、何が足りなかったのかを

細かく見るようになっていましたし、そのことがデザインの精度を高めていることに

自分自身も気が付いていたのだと思います。


広告の現場にいることで、賞の意義や目的を考えることもありますが

直接的、間接的になどと言うことではなく、感銘を受けたり、共感したり、

考えさせられたり、嬉しいとか、悔しいとか、ドキドキしたりワクワクしたり

それはもう純粋にデザイナーとしての欲求なのだろうなと思うのです。




徳島とデザインと

愛媛のACE(アドクリエーターズ愛媛)のACE広告賞に行ってきました。

出品はしていませんので、見るだけ、でしたが。

審査員はグラフィックデザイナーの佐藤卓さん。

懇親会でお話をさせていただきましたが、とても気さくな方でした^-


今回ACEを通じて感じたのは繋がりと仕組みをうまく結びつけている、ということでした。

佐藤卓さんという著名なデザイナーさんと愛媛県との縁。

ACEという愛媛県のクリエーター団体と地元企業や生産者との繋がり。

そしてプロのクリエーターとデザイナーを目指す学生たちといった具合に。


デザイナー、イラストレーター、コピーライター、プランナー、カメラマン

そうしたクリエーターの権利を守ることだったり、価値を向上させるだけでなく、

当人は勿論、企業や学生の広告やデザインに対する意識の向上にも繋がっていると感じました。

いや、本当にいろいろと勉強をさせて頂きました!




そしてもうひとつ。今回はいつも印刷の制作では無理難題をお願いしている

特殊印刷を得意とするマジカルプレスさんのところへお邪魔してきました。

実は僕の特殊な印刷物はナカガワアドさんを通じて

ほとんどをこのマジカルプレスさんで制作をして頂いているんです。

タイトなスケジュールの中でしたが、自分がつくっているものがどういう現場で、

どういったプロセスで生まれているのかをこの機会にどうしても見ておきたかったのです。



これはとても古い凸版印刷の器械が少しずつ改良されながら現在も使用されているもので

別に器械フェチというわけではないのですが、なんだか妙にカッコよかったです。(*^▽^*)

しかし理屈がわかることで表現にもグンと幅が出てくるなあと実感。

浜中社長には質問攻め(笑)でしたが、ここでもとても良い勉強をさせて頂きました!




7月は香川、8月は高知、9月は愛媛と、ここ数ヶ月の間に四国中を東奔西走し、

デザイナーさん、クリエイターさん、メディア関係者といった広告に関わる

たくさんの方々に出会い、たくさんの言葉を交わし、考えを共有したり、

互いに刺激をし合いながら多くのことを学ばせて頂きました。


僕が出会ったデザイナーさんは皆、とても真摯にデザインと向き合い、

試行錯誤を繰り返しながら、同じようなエネルギーとベクトルで

デザインの未来について向き合っているように思えました。


決して、徳島のデザイナーが手を抜いたり、

不真面目にデザインに関わっているということではありません。

ただ、もっと外にも目を向けて自分が置かれた立場や求められていることを

今よりもっと深く考えなければならないのではないか、そう感じたのでした。




情熱熱風高知


森林をタノシクするプロジェクト84(はちよん)プロジェクト』の
84会議』をメインに
二日を掛けて、まだまだ龍馬伝の熱気が残る高知県へ行ってきました。


実際には『84会議』も、ほぼ「何をする会議?」という状態で参加をしたわけですが、

そのきっかけは昨年から関連書籍を目にして、ぜひ直にお話を聴いてみたい、

そう思っていたデザイナーの梅原 真さんが参加されるということからでした。




約400種類もの木のスプーンを作った県職員の方のお話からスタートした会議は

おもしろい!という形容詞がまさにぴったりな、そんな雰囲気で進んでいきました。


その後、プロジェクトの代表でもある真打ちの梅原さん登場。

ですが、そこもややフライング気味にスタート!?

その自由な雰囲気もまた堅苦しい会議とは違って和やかでとても楽しいものでした。


進行役の謎のインタビュアー(毎年そう言って登場するらしい -^; 

との小気味良くテンポの良い掛け合いと、梅原さんのユーモアたっぷりのトークで

会場はものの数分で梅原ワールドへと惹きこまれていきました。




デザインは笑いを生み、笑いがコミュニケーションを生む。

地域的な絶対価値を見いだし、軸のある本当の豊かさを目指す。

無理なく、無駄なくデザインが問題を解決をしていくプロセスは学ぶべきことがたくさんありました。


高知で生まれたデザイン=ソリューション。

同じ四国でありながら異なる環境下で生まれたこのデザイン手法が

今、時代が追いつく形で、様々なメディアを通して取り上げられています。

僕もそうしたメディアを通じて知ったひとりですが、本やテレビ、雑誌などでは

わからないことが実際にはたくさんありました。

高知の土をしっかりと踏みしめ、風を感じ、人や文化に触れ、そして酒を酌み交わしはじめて、

なぜその解決方法が必要であったのか、なぜそうしたデザインが生まれたのか、

を理解できるのではないか、そう感じました。




また今回は会議後の懇親会などにも参加。梅原さんをはじめとする84プロジェクトのメンバー、

高知県のデザイナーさんやクリエイターの皆さんとも交流をさせて頂きました。

(徳島で梅原さんとハグまでしたデザイナーはきっと僕だけだろうな〜 笑

いや、そのくらい和気あいあいとした楽しい会だったんです!* ̄∇ ̄*


そこでもうひとつ僕が感じたのが、人のアツさもまた同じ四国でありながら

徳島のアツさとは似て非なるものということでした。違いのひとつを挙げるならば、

アツさの軸が気骨という骨太な気質によって齎されているのではないか、ということ。

(あくまでも個人的な見解ではありますが

ま、このお話をはじめると長くなってしまうのでこのアタリで。。。



とにもかくにももてなされるということをこれでもかというくらいに感じながら

大らかでアツい高知の人柄に触れた濃厚な二日間になりました。


高知県。同じ四国にありながら本当に魅力的で興味深いところです。

それらの謎!?を紐解くカギはまたこの場所を訪れることで解決するのかもかもしれませんね。



ローカル・クリエイティブ


週末はCCTアワードの見学に、お隣は香川県へ。

昨年、タイポグラフィ年鑑の表彰式で知り合った愛媛県の松本さんとも約2年ぶりに再会!

また、香川県、愛媛県、岡山県と近県のデザイナーさんとも

交流する機会を持つことが出来、楽しくも刺激的な1日になりました。


アワード自体は出品点数が決して多いとは言えない中、キラリと光る制作物も見受けられました。

それはレイアウトやタイポグラフィ、印刷物や映像としての美しさだけではなく

コピーや写真、編集、イラストといったトータル的なクリエイティブ表現を

その企業、商品、企画らしく創り込み、完成度を高められているもの、という意味で。


エゴイスティックな表現は見ていても伝わらないというか

出品されているものの中でも割とこの差は明確に出ていたように感じました。


とはいっても、クリエイター自身の個々のスキルアップは当然のことながら

クライアント側のクリエイティブに対する意識の向上という点でも

こういった試みはとても素晴らしいと実感することも出来ましたし、

これはひとつ大きな収穫だったかもしれません。


四国では残念ながらわが徳島にだけクリエイターの団体が存在していませんが、

なぜか?を考えることにはあまり意味はないと思っているので、

どういった形であれ、徳島にもこうやって自分たちのように他県からクリエイターさんをはじめ

多くの方たちに足を運んでもらえるようなきっかけをつくっていけたらな、そう考えています。


8月は高知、9月は愛媛と(おっと海を跨いで11月には岡山も!)・・・

今年はまず四国(すべてだ)近県にドンドン足を運んで、見聞を広めていきたいと思います!


徳島のアツい志を持ったクリエイターの皆さん、おもしろいことを一緒に企てていきませんかー!?

我こそは、という方はメールでもツイッターでもフェイスブックでも!いつでもお声がけくださいね




日本一の熱い想い


週末に行われた日本一のバス「マイフローラ」初号機の打ち上げと二号機の意見交換会。

1台のバスにたくさんの方の知恵や技術や想いがあって出来たのだと改めて実感するとともに

会長さんの熱い熱い想いなくして、このバスの完成はなかった、ということを痛感。


行動力、決断力、目的を成し遂げるための並々ならぬ覚悟。

それらを支えるものが心底お客様のためにという想いに集約されていて、

その積み重ねて来た歴史やエピソードを聞く度にとてもアツいものがこみ上げてきたり。


会の中で会長さんから言って頂いた

ADさん(ADさんとは言いませんけどっ)のデザインはとても緻密で美しい。

何より完成度への執着心、こだわりには我々も感銘を受けた」という言葉。

“アツクルしい”はクライアントさんにとってはどこか心強い存在であったり、

信頼に繋がってるのかもしれない、そう感じることも出来ました。(ほっ


確かに、ロジックな思考でデザインを定着させるというのは

自分の武器のひとつでもあると思っていますが

それが直感的、あるいは感覚的に捉えたものであっても

最終的には理性的なプロセスも組み込んで強度を増すというか。

ディテールにおいてもそういう意味で完成のイメージが出来上がっている分、

ちょっとのズレがまた気になってしまう・・・のだと思います、はい。

(ま、恊働者の方々にはとにかくメンドイヤツ、なんでしょうけど -^;)

ちなみに今回のフローラも最後の最後にボディに貼った花のビジュアルを一度

すべて剥がして、再度ディテールを詰めたものを貼りなおした、という。。。 (;^ω^A 


とにかく関わった以上は最善を尽くす。当たり前のこと、ですが。


では改めて自戒の念をこめて・・・

取組んだら放すな!殺されても放すな! 目的完遂するまでは

 周囲を引きずり回せ!引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる。

 頭は常に全回転、八方に気を配って一部の隙もあってはならぬ!サービスとはそのようなものだ。

 摩擦を怖れるな! 摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。

『電通鬼十則』より抜粋



あ、そうそう会とメンバーの様子は、総合監修のuch氏のブログで!(^ー^)b


追記:写真はuch氏に提供いただきました ^-^


 



第5回モリサワ文字文化フォーラム「文字とデザイン2011」


5 モリサワ文字文化フォーラム「文字とデザイン2011」 に参加してきました。


祖父江慎さん、阿部淳也さん、柴田文江さんと廣村正彰さんによるトークセッション。


たくさんの興味深いお話の中から強く残っているのはやはり

今、自分が関わっている分野の仕事に近いことだったりします。



Session 3 | お互いに解っていないプロダクトデザインとグラフィックデザイン

柴田文江+廣村正彰


一度に何万、何十万という数で量産されるプロダクトの過程を

柴田さんは暴力的という言葉で例えられていました。

しかしながら柴田さんの生み出す製品にはどこか“やさしさ”が感じられる。

なぜか−

そのやさしさが表面的な処理や加工から見えてくるやさしさではなく、

丁寧に、想いを込めてつくることで生まれる信用・信頼=安心・安全そのものだから。


・コストはに近いものから使う



今、見えているものをほんの少しだけずらすことで見えてくることがあったり。

すでにあるものの中からその時々に最適なものを選んで組み立てることだったり。


・デザイン=見立て



しかしお二人のはなんとも言えず絶妙で。(*´▽`*)

デザインを語ることがこんなにも楽しく、こんなにも笑顔になれるものだとは。


・デザイン=間=コミュニケーション




そして今日、各分野の第一線で活躍される方々のお話をお聞きしていて

僕自身がすべてのトークの中で感じていたこと。


高尚で卓越した技術論や学術論よりもっとプリミティブなところにある、というか。

・・・言葉にすると愛情とか、情熱とか、探究心とか、好奇心とか。


それは“文字”を通しデザインというテーマを用いながら、そこに向き合う

の有り様を問われていた、ということなのではないかと思うのです。