父性と母性とデザインと


人にとって最も必要な自己肯定感は母性によって育まれる。
しかし子どもが自立するためには責任を学ぶことが必要で、それは父性の役割である。
…とある本の一節です。

デザインと直接的には関係のないお話ですが。


子どもに良いこと、悪いこと、やっていいことと悪いことの境界線を示すこと。
子どもに心地よい母性からの巣立ちを学ばせ、責任をとることを教える。
これが父性の役割。
“そのままの自分が最高だと教える母性”と
“自分を抑制することを教える父性”がひとつになった時、
子どもは自立への道を歩み始めるのです。

父親の子育ては大切なことですが、それは早く家に帰りオムツをかえたり
休日にキャッチボールをしたりすることだけでは決してありません。
そういった時間を肯定的に捉えながらも本書ではこのように書かれていました。
父親は子どもに大切なメッセージを与え、そしてその存在を築かなければなりません。
大切な事は父親が不在の間も父親の存在感を高める事です。
そしてそのために重要なことは職場において“いい仕事”をすることです。

ここでいう“いい仕事”とは、仕事と向き合う自らの姿勢のこと、です。
自らの仕事に誇りを持ち、それを伝えていくことで子どもは父親から誇りを学び、
その姿を見ながら世の中に出て働く事がどういうことかを学んでいくのです。

そして本書はこの章の最後を、こう締めくくっています。

家族を養うために仕方なく働いている以上の
働く喜びや、社会の役に立つ喜びを子どもに見せてください。


僕自身“デザイン”を生業とした20歳の頃から父親になった今でも
その情熱は褪せることがありません。
何よりもデザインを通して“いい仕事”に関わってきたという自負がある限り、
子供たちにも父親としてのメッセージはきっと届いているはずです!





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