「とくしまデザイン塾」第2回講座 講師

公益財団法人とくしま産業振興機構 主催の

「とくしまデザイン塾」第2回講座の講師を務めてきました。

 

僕の担当は、コンセプトメイキング、ターゲット設定、情報整理といった

難しい内容のテーマでしたが、50名程の方が受講してくださったようで、

思ってた以上にたくさんの方がデザインに

関心を持ってくれているのがとても嬉しかったです。

前回のとくしま産業振興機構さんでのお話は企業向けのお話でしたが、

今日はデザインの初学者の方も多いとお聞きしていたので

何か一つでいいから記憶に残るようなもの、実践できるようなものを

持ち帰ってもらえるまとめ方をしたつもりだったけど、どうだったかな。

 

伝えたかったことは、手を動かすことや技術的なことが先行して

表層的なデザインにならないように「デザインの入り口」を

意識してもらいたい、ということでした。

それは「作る」ことや「話す」こと以上に

「聞く」こと、「見る」こと、「知る」ことが重要で、

さらに「聞く」は「聴く」に。「見る」は「観る」に意識変換すること。

これは講座を聞いていただいた方にはわかっていただける内容かもですが


でも一番意識したのは「デザインて楽しそう!」とか「面白そう!」とか、

「さっそく、やってみよう!」(←ここ大事)というふうに

デザインとの距離を縮められるような

温度感とか空気感を大事にしようということでした。

 

なんだか難しそうな人が、難しい言葉を使って、難しいことを言ってるな、

みたいにならないよう普段の会話に近い話し方だったり、

受講者の方が参加出来るような内容にしたり、

細かい組み立ては空白にしてその場の流れや空気感を優先するようにしました。

あ、服装も黒のいかにも!? な雰囲気を避けて白いシャツにしたりだとか 笑

とにかく講座を聞く前より帰る頃がデザインを身近に感じてもらえるように意識しました。

 

僕自身はそういう気持ちでお話できたのですごく楽しい、あっという間の2時間弱でした!

(ついつい話に夢中になって最後は(予想通り)走り走りになってしまったけど)

 

心残りがあるとしたら、最後にたくさん質疑応答を受けたんだけど、

みなさんそれぞれの抱える課題に対してその場で最適な応えを返すのが難しかったこと。

そのくらい抱えてる課題も複雑で、多面的に捉えないと見えないことも多くて、

実際多くがフレームワークに落とし込んで解決できるようなことじゃないなと感じました。

どこかでもう一度お話できる機会があれば、次は今日よりも良い応えができるようにしたい。

 

関係者の皆さん、準備も含めて本当にありがとうございました!

今日受講していただいた皆さんとも、またご一緒できる機会をひそかに楽しみにしています!

 

 

当日の様子が「徳島クリエーターズライブラリー」で

紹介されていますのでこちらもぜひ

 

https://tokushima-creators.net/topics/2449

 

 

 

 


「第3回 全国公募Tシャツデザイン展」審査

徳島県障がい者芸術・文化活動センター主催
「第3回全国公募Tシャツデザイン展」の審査員をさせていただきました。


今年は徳島を中心に全国から700点以上の作品が集まったようです。
どちらかというとデザインコンペなどは出品する方が多いのでこういう審査は責任を感じると同時に、

自分の中でどんな基準で審査をするのかを明確にしておかないといけないなと感じます。
自らの選択一つで落選と入選、受賞が決まると思うと、当たり前ですが

テーブルいっぱいに並べられた作品を前に審査も自然と熱を帯びてきます。

障がい者アート展やアール・ブリュット展などのお仕事を通じてここ数年は

毎年のように障がいを持った方々のアートに触れてきました。
おそらく10年前だと選ばない、選べない視点で審査が出来た気がしています。


選外の中には審査員それぞれが個人的に選んでいた作品もたくさんありましたが、

規定入選数の関係で選外になったものも少なくありません。
逆に審査員の全員が選んでいた作品が上位になっているとも限りません。
これが審査の難しさ、でしょうか。
僕自身はそれぞれの作品や審査という視点を通して学びの多い機会になりました。


関係者の皆さん、大変お世話になりました。
入選・入賞された皆さん、おめでとうございます!


入選作品はセンターのホームページにて発表されていますのでご覧ください。
http://kouryu-plaza.jp/gb-center/


入選作品および受賞作品は7月14日(金)から8月16日(水)までの約1ヶ月間、
徳島県立障がい者交流プラザ1・2階ギャラリーにて展示されています。


今年は審査したクリエイターとの協働で受賞作品を商品化する新しい取り組みも行われています。
デザインされたTシャツは購入も可能ですので会場にもぜひ足を運んでみてください。

 

 

 


四国デザインサミット2022

 

 

3月3日に無観客オンラインで開催されました

「四国デザインサミット2022」無事に閉幕しました。

 

「中小企業におけるデザイン経営」についてお話をする良い機会をいただきましたが

限られた時間の中で、デザイナーの立場としてお伝えできたことには

限界がありましたので、お話できなかったことを少しまとめてみようと思います。

 

デザイン経営については、僕自身割と早くから取り組んできたつもりですが、

決して数字に強いわけでも、経営の知識を深めたかったわけでもありません。

そして、これからもデザイナー(プレーヤー)であり続けたいと思っていますが、

デザインは経済との関わりが深く、経営者の方と向き合うには

少なからず経営のことも知っておく必要があると思います。

 

ただデザイナーだけが経営のことを分かっていてもダメで、

デザイン経営に必要なデザイン思考という考え方は

経営者の方はもちろん、そこに関わる人みんなが

この考え方に触れて理解していくことで機能するもので、

結果だけでなく、その過程も共有しながら少しずつ変わっていくのだと思います。

 

そもそも結果には起点となる課題、問題提起、

問題解決の方法以外にその過程が違っていると思います。

進め方、決定の仕方、環境や関わる人たちの関係性など。

それは十把一絡げではないわけで、個人的にはデザイナーの思考を

完全に体系化してしまうことは難しいと考えています。

 

だからこそ言語化あるいは視覚化されたデザイナーの思考を

共通のバックボーンとして取り入れ、実践の場で活用しながら、

うまくいかなかったらすぐにダメ、ということではなく

その原因を一緒に考えながら次に繋げられる、そうした環境や

良質なコミュニケーションが生まれる土壌を作っていくことが大事なのだと思います。

 

中長期的な視点で事業に関わっていくことに関しては、

たくさんお伝えしたいことがありそうなので 笑

これはまた別の機会にまとめてみたいと思います。

 

 


佐藤可士和の仕事術


編集デザインで関わらせていただいたデザインノートNo.74
「佐藤可士和の仕事術」が発売されました。


まだ発売数日ですが今月号かなり売れてるそう!

 


昨日は出版記念イベントに参加するため大阪へ。


書籍やテレビ番組などで何度も見たり聞いたりしていた
言葉も直接ご本人から聞くことでその捉え方が
全然違っていたことは大きな収穫でした。


お話の中にもあった、直接見る、聞く、触れる、
体験することの大切さ、得られる情報の質を
体感することが出来た有意義な時間でした。


しっかり仕事にフィードバックしていきますよ((●゚ν゚)

 

 

 


Tokushima ADC展『Design Marche』



Tokushima ADC展『Design Marche

いよいよ明日からです!

TシャツやiPhoneケースなどのグッズを

7人のメンバーがデザインをし一堂に展示。

その場で購入も出来ます!

日時

1024日[木]− 29[水]

10:00−19:00(最終日は18時)

会場

とよとみ珈琲 2Fギャラリー

徳島市末広2-1-42

Tel 088-655-8052(水曜定休)


参加メンバー

大東浩司|岡本一平|杉崎義彦|中野道広

新居篤志|西岡賢幸|藤本孝明 

 www.tokushima-adc.net



 

僕のテーマはズバリ“sweets”

T-SHIRTS

iPhoneケース

・ポスター

・缶バッジ

・メモ etc…



はじめてのことで…ドキドキ、ワクワクです! (*´∀`*)

 

皆さん、ぜひぜひ遊びにお越し下さい〜



 


デザインを伝えるということ


倫理法人会のモーニングセミナーに、講師としてお話をして参りました。


当日は早朝の、しかも足下の悪い中わざわざお越し下さいました皆さん。

本当にありがとうございました!


そしてお声がけ頂きました倫理法人会の皆さん、ありがとうございました!



問題解決の糸口をクライアントさんから引き出すことが

デザインの出発点であり、すでに核の部分に触れているということ。


感動やコミュニケーションを生まない表現やアプローチは

それ自体がいかに美しく洗練されていようとも、

相手に届かない、伝わらない、作り手の自己満足でしかないということ。


今回はそうした表現がいかに世の中に氾濫しているかということも、

わかりやすくお伝え出来たのではないかと思います。




そして僕自身が勉強させて頂いたことも (*´`*)


起業家セミナーの時のように「より多くの事例を見せて欲しい」という場合もあれば

制作会社や印刷会社の時のように「より専門的な表現」に関する要望がある場合もあります。


何を求められて来られるのか、向き合う相手のことを考えながら

どのような内容(構成)で、どのような方法(手段)を用いて伝えるのか。

また、そのためにどういった準備が必要なのか。

試行錯誤を繰り返しながら、これってまさに自分たちの仕事そのものだったり!

伝えるために改めて考え、整理するきっかけになりました!


また、今回のような場で不特定多数の方にお話しするというのは

喋りのテンションに変化(抑揚)をつけたり

アドリブを効かせたり、時間配分を考えたり…

と、これにはもっと経験が必要だなあとも(;^ω^


ちなみに・・・今回時間配分を間違って

準備したけど日の目を見なかった手作りアイテムもご覧の通り!


ま、この子たちにはまたの機会に存分に活躍してもらおうと思いますV^−°



『経営者モーニングセミナー』講演のお知らせ


徳島市倫理法人会 様よりお声がけをいただき、

『経営者モーニングセミナー』の講師として

久しぶりに、お話をさせていただきます。



テーマは

【実例で見る】コミュニケーションを生むデザイン


早朝の1時間弱という短い時間の中ですが・・・ 

私、寝ぼけ眼をこすりながらもデザインをアツく語ります!笑 




徳島市倫理法人会『経営者モーニングセミナー』

515 火曜日  600700

サンシャイン徳島アネックス

徳島県徳島市南出来島町2丁目9

参加無料


どなたでも参加できるようですが、朝の6時からということで

まずは早起きの出来る方に限られますっw(゚▽゚*)


フェイスブックのページはコチラ

→ 徳島市倫理法人会『経営者モーニングセミナー』



デザインが生みだすコミュニケーションについて実例を交えながらお話します。

より多くの方にデザインに触れる” きっかけになってもらえればと思っています。

皆さんのご参加をお待ちしております〜!\(^ー^)



なみに・・・

はじめてデザインについてお話をさせていただいたのがおよそ6年前。

その当時の様子がうかがえるブログがコチラ

こうした活動は、僕自身がデザインを客観的に見つめ直し

整理する良いきっかけにもなっています。

また、出会いを通じて逆にたくさんのことを学ばせていただいています。

こうしたご縁をもっともっと大切にして行きたいですね!(*^▽^*




反原発ポスター展 No More Fukushima



先週より東京で開催されている『反原発ポスター展』に作品を展示参加しています。 


反原発ポスター展 No More Fukushima 

会期:20111116日(水)- 1125日(金) 

会場:桑沢デザイン研究所1階大ホール(東京都渋谷区神南)

入場無料



東京まで観に行くことが出来ない、という方にも・・・


こちらのサイト[ポスター作品のページ]からは全国、海外から寄せられた
240点以上ものポスターをご覧頂くことが出来ます。


※50音順ページ、私…【あ】行ではなく【た】行に掲載されています…( +_+)




ポスター展 キズナ〜 Pray for JAPAN 〜


3.11
の震災から約3ヶ月が経過し、その記憶も当時のような衝撃的な記憶としてではなく

深い場所で留まっているような、そんな記憶になりつつあります。


極端な自粛ムードが緩和され、経済活動も徐々に循環しはじめていることは

少しずつ前へ進んでいることを示しているのだと思います。


そして今更ながら、この普通に生活することはとても大切だと感じています。

ただそれは、感謝であったり。備えであったり。

普通の捉え方自体は 3.11より前と後とでは決して同じではないそうも感じています。


現実問題として今も 311日以前の普通の生活を

取り戻すことが出来ずにいる方々がたくさんいらっしゃいます。

そのために支援活動を継続されている方もたくさんいらっしゃいます。


今回のキズナプロジェクトもそうした継続を

目的とした活動のひとつだと僕自身は捉えています。


50点の作品が直接的に被災地や被災者の方に何かを届けられるわけでも、

生活を大きく変えることが出来るわけでもありません。

ただ、こうした活動を通して記憶を継ぐという役割を担うことは出来ると思っています。


被災地が普通を取り戻すには、きっとまだ永い時間を要するはずです。

凄惨な記憶を呼び起こす事ではなく、振り返って悲しむのでもなく。

ただ出来るだけ永く、多くの方々に自分たちの出来ることで

メッセージを発信していくことが出来れば、そう考えています。



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ポスター展 キズナ〜 Pray for JAPAN


2011年6月23日(木)〜26日(日)

10001700(最終日は1630分まで)

徳島県立近代美術館  1階ギャラリー

観覧無料


‎311日の大震災で疲弊したすべての人々に向けて、復興への願いをポスターに託します。

JAGDA徳島支部会員の他、県内で活躍する有志デザイナー約30名による約50点を展示。


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お時間のある方はぜひ足をお運びください。


ちなみに私も 624日(金)午後13301700まで会場の方に居りますので、

お越し下さった方でブログを見た!という方がいらっしゃいましたら

ぜひぜひお声がけくださいませ!(*^▽^*)




野外ポスター展 2011 “KIZUNA”


昨日開幕した『はなはるフェスタ2011』も残すは今日23日と明日24日の2日間となりました。
今年は僕も野外ポスター展に出展。例年の“観る側”から“参加する側”として関わる事が出来ました。

14回目となる今年の『はなはるフェスタ』は東日本大震災の復興支援を目的に開催されています。 
野外ポスター展でもテーマを“KIZUNA”(絆)とし復興を支援するチャリティイベントとして開催。 
僕も今年はそうした主旨に賛同して県内のクリエイター有志として参加をさせて頂きました。 

自分たちの出来ることを形にする、発信する、行動するということは大事なことだと思います。 
 

先日テレビでこんな言葉を耳にしました。 

眼は臆病で手は鬼になる

三陸の漁師町に昔から伝えられている言葉だそうです。 

目で見ると怯えて不可能に思えてしまうことも、手を動かして前へ進むことで可能になる。 
ただ見ているだけでは何も解決しないし、頭で考えているだけでも何も変わらない。 
とにかく手を動かすこと、発信してみること、行動してみることで、何かが変わる。 

自らを変えていくことできっと周りにも変化が生まれるはず。 
他人を変えるよりも自分を変えることの方がずっと簡単なはずですから。 


さて、今日と明日、お時間のある方は『はなはるフェスタ』に出かけられたその足で、
ぜひボードウォークの野外ポスター展へも足を運んでみてください。





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