2023.07.04 Tuesday
「とくしまデザイン塾」第2回講座 講師
公益財団法人とくしま産業振興機構 主催の
「とくしまデザイン塾」第2回講座の講師を務めてきました。
僕の担当は、コンセプトメイキング、ターゲット設定、情報整理といった
難しい内容のテーマでしたが、50名程の方が受講してくださったようで、
思ってた以上にたくさんの方がデザインに
関心を持ってくれているのがとても嬉しかったです。
前回のとくしま産業振興機構さんでのお話は企業向けのお話でしたが、
今日はデザインの初学者の方も多いとお聞きしていたので
何か一つでいいから記憶に残るようなもの、実践できるようなものを
持ち帰ってもらえるまとめ方をしたつもりだったけど、どうだったかな。
伝えたかったことは、手を動かすことや技術的なことが先行して
表層的なデザインにならないように「デザインの入り口」を
意識してもらいたい、ということでした。
それは「作る」ことや「話す」こと以上に
「聞く」こと、「見る」こと、「知る」ことが重要で、
さらに「聞く」は「聴く」に。「見る」は「観る」に意識変換すること。
これは講座を聞いていただいた方にはわかっていただける内容かもですが
でも一番意識したのは「デザインて楽しそう!」とか「面白そう!」とか、
「さっそく、やってみよう!」(←ここ大事)というふうに
デザインとの距離を縮められるような
温度感とか空気感を大事にしようということでした。
なんだか難しそうな人が、難しい言葉を使って、難しいことを言ってるな、
みたいにならないよう普段の会話に近い話し方だったり、
受講者の方が参加出来るような内容にしたり、
細かい組み立ては空白にしてその場の流れや空気感を優先するようにしました。
あ、服装も黒のいかにも!? な雰囲気を避けて白いシャツにしたりだとか 笑
とにかく講座を聞く前より帰る頃がデザインを身近に感じてもらえるように意識しました。
僕自身はそういう気持ちでお話できたのですごく楽しい、あっという間の2時間弱でした!
(ついつい話に夢中になって最後は(予想通り)走り走りになってしまったけど)
心残りがあるとしたら、最後にたくさん質疑応答を受けたんだけど、
みなさんそれぞれの抱える課題に対してその場で最適な応えを返すのが難しかったこと。
そのくらい抱えてる課題も複雑で、多面的に捉えないと見えないことも多くて、
実際多くがフレームワークに落とし込んで解決できるようなことじゃないなと感じました。
どこかでもう一度お話できる機会があれば、次は今日よりも良い応えができるようにしたい。
関係者の皆さん、準備も含めて本当にありがとうございました!
今日受講していただいた皆さんとも、またご一緒できる機会をひそかに楽しみにしています!
当日の様子が「徳島クリエーターズライブラリー」で
紹介されていますのでこちらもぜひ
https://tokushima-creators.net/topics/2449